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自分にドラムは叩けない!?ドラム初心者が練習に詰まったときの3つの対処法を紹介

まだドラムを始めて間もない初心者が、ドラムの練習をしていると、

  • ここでバスドラムを踏みたいけど、スネアを叩くときに釣られてしまう。
  • 一定のリズムを叩くことはできるけど、小節の頭にシンバルを入れるとリズムが途切れてしまう。
  • フィルインを入れると、その前後のリズムがブレてしまう。(速く、もしくは、遅くなってしまう。)

というような、「練習に詰まってしまう瞬間」というのが、必ず訪れます。

練習に詰まってしまったとき、途端に練習が楽しくなくなり、イライラして投げ出したくなってしまうときもあることでしょう。

ですが、そのようなとき、諦めて、練習を投げ出してしまう前に、一度試してみてほしい「対処法」があります。

今回ご紹介する「対処法」は、ドラムを練習する上での「コツ」のようなものです。今後、上達して、より複雑なリズムの練習を行う時にも使える方法ですので、覚えておいて損はないはずです。

練習に詰まってしまったときに、一呼吸置いて冷静になるためにも、是非、今回ご紹介する方法を実践してみて下さい。

本記事では、ドラム初心者が少しでもスムーズに練習を行えるように、練習に詰まってしまったときの対処法をご紹介します。

練習に詰まった時の3つの対処法

テンポを下げて練習する

現在、取り組んでいる練習に詰まってしまったときに、まず最初に試してほしい対処法は、「テンポを下げて練習する」という方法です。

この方法を行うには、まず、ドラム練習用の「クリック」を用意する必要がありますので、詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。

ドラム初心者におすすめの厳選クリック5選を紹介ドラム初心者がドラムセットで安定したリズムを叩くためには、クリック(メトロノーム)を用いて練習することが効果的です。クリックを一つ用意しておくことで、様々なテンポで、一定のリズム感を養う練習を行うことが可能です。本記事では、ドラム初心者向けにクリックについて解説すると共に、筆者おすすめのクリックを紹介します。...

上記の記事を参考に、クリックを用意し、自分が練習したいテンポを出しながら練習を行える環境を整えましょう。

では、ここからは、クリックを用意していることを前提に、解説していきます。

まず、はじめに、ドラム初心者が練習を行いやすいテンポについては、大体、どのようなリズムパターンを練習するときでも、「BPM70~90」程度を目安とすると良いでしょう。

アップテンポといわれる、速いリズムの演奏が難しいというのは、初心者でも、なんとなく想像がつくと思いますが、スローテンポの、ゆっくりとしたリズムを、一定の雰囲気を出し続けながら、演奏するということには、速いリズムを叩く技術とはまた違った、高度な演奏技術が必要となってきます。

また、ミドルテンポでも、BPM120を超えてくると、初心者が練習をするには、少し速く感じると思いますので、スローテンポの終わり~ミドルテンポの入り口辺りのテンポである、少しゆったり目の「BPM70~90」が、初心者が最も練習しやすいテンポだと感じます。

新しいリズムを練習する場合は、まず、クリックでBPM90を鳴らしてみて、そのテンポを基準に、テンポの設定をするとスムーズです。

初心者が片手で刻む16ビートを練習する場合など、BPM90では、少しテンポが速いと感じるリズムもありますので、そういった場合は、BPM70程度に設定して、練習しましょう。

  • アップテンポ → 速いリズム感の中で、速く・正確に、演奏することには、技術が必要。
  • ミドルテンポ → それほど速くもなく、ゆっくり過ぎず、といったテンポは、初心者がドラムの練習を行いやすい。
  • スローテンポ → ゆったりとした雰囲気を出し続けながら、演奏することには、技術が必要。

ゆったりしたテンポは考えながら練習できる

少しゆったり目のミドルテンポで練習をすることにより、リズムを構成する一打一打をしっかりと叩く練習をすることができます。

特に、ドラムを始めたての方の場合、

「1拍目にシンバルを叩きながらバスドラムを踏む!」

「2拍目に、スネアを叩く!」

「3拍目で、バスドラムを踏む!」

というような感じで、どうしても頭で考えながら叩いてしまうと思いますので、少しゆったり感じるテンポが叩きやすいと思います。

BPM90程度のテンポで、ある程度しっかりとしたリズムを叩けるようになってきたら、「BPM90」→「BPM95」→「BPM100」といった感じで、徐々にテンポを上げて、練習をしていきましょう。

リズムを分解して考える

次に、お伝えしたい、練習に詰まったときの対処法は、「リズムを分解して考える」という方法です。

頑張って練習しているけど、なかなかリズムを叩けるようにならないという場合は、現在練習しているリズムを理解し直すという意味合いを込めて、一旦、立ち止まって、リズムを見直してみましょう。

そして、リズムを見直すという具体的な方法が、「リズムを分解して考える」という方法になります。

リズムを分解する前の段階の譜面 (例)

では、上記の譜面が叩けない場合を例に挙げ、リズムを分解して考えていきましょう。

リズム分解 パターン① 両手のみの練習

リズムを分解する前の段階の譜面の8ビートを叩くためには、「右手でハイハット」「左手でスネア」「右足でバスドラム」を叩く必要がありますが、パターン①の譜面では、バスドラムを省き、両手のみの練習をするための譜面となっています。

この譜面では、BPM90のテンポで、右手でハイハットを8分音符で刻みながら、2拍目、4拍目にスネアを叩く感覚をしっかりと掴みましょう。

パターン①の譜面のような、バスドラムの演奏がない、両手だけの演奏であれば、初心者でも簡単に習得できるはずです。

リズム分解 パターン② 右手・右足のみの練習

パターン②の譜面は、右手でハイハットを8分音符で刻みながら、1拍目にバスドラム1回、3拍目にバスドラムを8分音符で2回踏むという譜面です。

この譜面では、左手でスネアを叩くことを考えずに、右手でリズムを刻んでいる所に、バスドラムを踏む、ということに焦点を当てて練習をすることができます。

おそらく、ドラム初心者の最初の難関は、「バスドラムの演奏」でしょう。両手でリズムを叩きながら、右足(バスドラム)を踏み、安定したリズムを叩くことには、慣れが必要です。

パターン②の譜面では、右手でリズムを刻みながら、バスドラムを踏んでも、「ブレないリズム・崩れない体勢」を維持できるように、練習を重ねましょう。

リズム分解 パターン③ 左手・右足のみの練習

パターン③の譜面では、右手でハイハット刻むことを一切考えずに、スネアとバスドラムのみの演奏に集中する譜面となっています。

この譜面では、スネアを叩くタイミング・バスドラムを踏むタイミングをしっかりと掴みましょう。

リズムを分解して考えるときに意識してほしいこと

譜面を分解して考えたときに意識してほしいことは、この方法を用いて「自分が詰まってしまう箇所をしっかりと認識する」ということです。

叩けない譜面を分解することで、譜面の難易度を下げることができますので、複雑で難しく感じるリズムは、一度、分解して考えてみるようにしましょう。

そして、「リズムを分解する方法」を用いて、叩けないポイントを見つけ出し、焦点を当てて、そのポイントを重点的に練習し、弱点を克服した状態で、もう一度、新たな気持ちで、分解する前の段階の譜面の練習に臨んでみましょう。

繰り返し同じ練習をする

上記でご紹介した、

  • テンポを下げて練習する
  • リズムを分解して考える

この2つの対処法を実践しても、まだ、リズムを思ったように叩けない場合は、単純に、「練習量が足りない」ということも考えられます。

「練習の質」は、もちろん重要ですが、「練習量」もまた、重要です。

リズムを分解して考えて、叩きたいリズムをしっかりと理解した状態で、ゆっくり目のミドルテンポで、練習量をこなすことに集中してみて下さい。

今、現状できない、ということを、「できる!」という状態に高めるためには、諦めず、同じ練習を延々と繰り返し行う、ということも必要です。

ドラムが上手い人は、必ず、ドラムの腕に見合うだけの練習をしてきています。上手い人は、平気で、一人で6時間スタジオを押さえて、黙々とドラムの練習に励んでいたりします。上手くなりたいのであれば、つべこべ言わずに、ドラムの練習に没頭することも必要なことです。

ときには、「ドラム仙人になる!」というような気持ちで、一人スタジオに籠って、ドラムを叩き続けてみて下さい。良い経験になりますし、練習した分だけドラムも上達しますので、目標達成のためにも、アクションを起こしてみましょう。

延々と同じ練習を繰り返し行うことで、体が叩き方を覚え、自然と叩けるようになるといった状態に高めることができます。

まとめ

以上、本記事では、ドラム初心者が練習に詰まったときの対処法について解説しました。

ドラムの練習に詰まってしまったときは、一度、今回ご紹介した対処法を実践してみて下さい。

ドラム初心者が練習に詰まったときの3つの対処法
  1. テンポを下げて練習する。
  2. リズムを分解して考える。
  3. 同じ練習を繰り返し行う。

今回ご紹介した対処法は、要するに、叩きたいリズムを頭でしっかりと理解するように努め、余裕のあるテンポで、同じリズムを何度も何度も、諦めずに丁寧に練習する、ということです。

逆に、ドラム初心者が、頭できちんと理解できていないリズムを、自分がついていけない速いテンポでリズムを叩き続ける、ということは不可能なはずです。

3つの対処法を実践して、体がリズムを覚えるぐらい、練習量をこなしてみましょう。

そして、今回ご紹介した方法の中で、特に重要な方法は、「リズムを分解して考える」方法です。

「リズムを分解して考える」方法は、より複雑なリズムを理解する方法として、今後も長く使える方法ですので、是非、覚えておいて下さい。

ドラム上達のためには、ときには、自分を追い込んで、ストイックな練習を行うことも必要です。目標とするリズムを叩けるようになるためにも、可能な限りドラムセットに座り、叩きたいリズムを徹底的に練習してみましょう。